オキナワ英語留学

英語をまともに話せない両親ですが、2018年4月に意を決して沖縄に移住。小学校入学を機に娘をインターナショナルスクール(フリースクール)に通わせています。

小学校を選ぶということ

沖縄に暮らし始めて1年が経ちました。

娘は現在7歳、2018年3月に一般的な日本の幼稚園を卒園し、昨年4月からインターナショナルスクールに通っています。 

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小学校入学に際し、娘をどんな学校に通わせようか、夫婦でかなり悩みました。きっかけは、高橋源一郎氏のツイッターでした。

togetter.com

そんな学校あるの? と驚いたし、感動もしました。このツイートを読んだ当時、娘はまだ生後3か月でしたが、「娘が大きくなったらぜひこんな学校に行かせたい!」と、夜中に布団の中で興奮したことを覚えています。

 

そもそも公立小学校や、お受験しないと入れない私立校以外にも選択肢はあるんだ、ということに、私はこの時に初めて気づいたわけです。

しかし「世界一素敵な学校」であるサドベリー・バレー校があるのはアメリカ、ボストン。さすがにそんな資金的余裕はなく、日本国内にあるサドベリースクールを探しました。東京、八ヶ岳、西宮、鳥取、沖縄……などなど。実際にサドベリースクール2校と、デモクラティックスクール1校に見学に行き、話も聞きました。

しかし……正直なところ、どの学校もピンと来ず。人数が少なすぎて学校の体をなしていなかったり、料金が高いわりに施設がいまいちだったり。理念には共感できても学校として成立していないように思えて、「娘を通わせたい」とまでは思えず。

 

お受験系私立校にも行きましたが、そちらもイマイチ。そんなわけで「やっぱり公立小学校しかないかな」と考えていた時に出会ったのが、娘が今通うインターナショナルスクールです。

生徒総数50人程度の小さなフリースクールなので、ネットで検索してもほとんど情報が出てきません。ようやく見つけた公式サイトを見ると、「1クラス8人制」「宿題なし」「いじめなし」「学校が大好きと思える環境づくり」と書かれていました。それがわが家の方針と合致していたので、幼稚園を休み沖縄に渡り、3日間トライアルしてみることに。

 

ちなみに当時の娘の英語力は、ほぼないに等しいものでした。週2回の英語教室と、ママ友が主催する英語教室に週1回程度通っていましたが、あくまで英語に親しむための習い事だったので、最高レベルが10だとするなら、レベル0.2程度かな。

英語も話せず、知らない子ばかりの環境で3日間も過ごせるのか、正直かなり心配でしたが、本人は初日から楽しんでいたようです。「すっっっごく楽しかった! 学校はもうここに決まり! 絶対にこの学校に行きたい!!!」と初日の帰り道でうれしそうに、キッパリと言いました。

 

トライアルには参加したものの、まさか本当にこの学校に通うために沖縄に移住することになるとは、両親ともに真剣に考えていなかったため、娘のこの発言は衝撃的でした。3日目には、さすがに私たちも肚を決め、インターナショナルスクール入学の手続きを済ませました。そして年が明けて3月に家を決め、4月に引越してまいりました。

 

もちろん、公立小学校入学という選択肢もありました。実際に当時住んでいた校区の学校に見学に行きました。が……なぜわが家は公立小学校を選ばなかったのかは、またいずれ書いていこうと思います。

 

両親はともに英語は話せませんが、入学半年で娘はメキメキ英語が上達中です。学校ではNo Japaneseのため終始英語です。先生はほぼ皆さん外国出身の方です。担任の先生は日本語を話せません。だから私が学校の行事に参加するときはドキドキするし、なんだかアウェーな感じがします。でも娘はとにかく学校が楽しいみたいです。

 

学校=公立校だけじゃない、学校を選択する権利をもっと行使してもいいんじゃないかなー、と思ったことがこのブログを始めたきっかけです。小さな学校なので、もっとみんなに知ってもらえたらいいなーという気持ちも。

公立校とは違う学校生活、インターナショナルスクールならではの文化的な違い、沖縄らしいゆるい日常などを書いていこうと思います。